2012年9月16日日曜日

漁船1000隻が尖閣諸島へ:中国の「危険な火遊び」には節度がない

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●13日、中国で間もなく東シナ海の休漁期間が終了する。これに伴い、尖閣諸島海域で操業する中国漁船が増えるとみられる。写真は浙江省舟山市の漁港。



レコードチャイナ 配信日時:2012年9月15日 23時18分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64691&type=0

<尖閣問題>
東シナ海の休漁期間が間もなく終了、漁船1000隻が尖閣諸島へ

 2012年9月13日、中国農業部漁業局は公式サイト上で、尖閣諸島(中国名・釣魚島)海域を含めた東シナ海の休漁期間が間もなく終了するが、中国沿海の漁業権を守り、法に基づく執行をするため、各地区の漁業監視船の出航準備は万全であると表明した。 
環球時報が伝えた。

 東シナ海における休漁は9月16日正午(日本時間午後1時)に終了する。
 これに伴い、中国農業部は同部の東シナ海漁政局と福建省、浙江省などの漁業主管部門に対し、漁業権保護の強化および法に基づく執行・管理をし、中国漁船の安全を保障するとともに、東シナ海の漁業資源を合理的に利用するよう求めた。

 統計によると、福建省や浙江省などの沿海地域から尖閣諸島海域へ出航する漁船の数は毎年1000隻余り。
 しかし、ここ数年は日本側の干渉によって正常な活動ができず、同海域で操業する漁船の数は大幅に減少していたという。
 これに対し、漁民は尖閣諸島海域での漁業権保護の強化などを強く要求していた。


 さて、いよいよ尖閣での海上激突になっていく気配がある。
 漁船団は中国政府が守ってくれるはずだと思って、尖閣へ出港するだろう。
 海上保安庁も対応に怠りはあるまい。
 中国の海監船はどれほどで対応してくるか。
 もし、十分に保護されなければ、漁船団の不満がたかまる。
 「同時多発デモに触発され、
 わが領土といわれるところで魚をとって何が悪い、
 わが領土というなら、海監船はわれわれを守るべきだ」
 ということになる。
 日本の巡視船も大変だ。
 1000隻のうち1割が尖閣にきても100隻になる。
 チマチマウロウロされてまったく困ったものだ、ということになるだろう。
 尖閣に配備されている巡視船は4隻という。
 6隻くらいに増やしておいたほうがいいのではないかと思ってしまう。



2012/09/17 17:27 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012091701001423.html

中国漁船が尖閣海域へ 「千隻」と報道、対抗措置か

 【北京、上海共同】中国中央人民放送(電子版)は17日、東シナ海での休漁期間終了に伴い、浙江省や福建省などの漁船計千隻が同日午後、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近の海域に到着する見込みだと報じた。

 日本政府による尖閣諸島国有化に対する対抗措置の可能性がある。
 大量の漁船が一度に尖閣周辺の日本領海に侵入すれば、海上保安庁の巡視船との衝突など不測の事態が起きる恐れがあり、日中間の緊張がさらに高まりそうだ。

 北京の日本大使館前では17日も国有化に抗議する反日デモが行われた。
 北京のデモは11日の国有化以降、7日連続。


 1,000隻がまともにくるとなるとこりゃ大変だ。
 中国得意の人海戦術ならぬ漁船戦術ということになる。
 だが、ゲームとしては面白い。
 どういう対応をするのか、ぜひとも見てみたい。

 ただ、他国が実効支配している海域、わかりやすく言えば紛争海域へ民間漁船を送り込むという国家というのはいかなる神経しているのだろう。
 通常なら、先に軍隊が出て安全を確保し、その後、民間漁船が出港して漁業に励むというのが筋だろうに。
 なのに海軍は引っ込んでいて、紛争海域に民間の漁船を投入するというのは、少なくとも世界ナンバー2 国家の振る舞いには見えない。
 世界の国家常識からいうと大きく外れているといえる。
 民間人を投入するというのは、国家の品格に抵触する
だろう。
 あまりこういう非常識なことはやらないほうがいい。
 これからの中国の世界における地位や名誉、信用というものが著しく傷つけられ、
 単なる「狂犬」とバカにされることにもなりかねない。



レコードチャイナ 配信日時:2012年9月17日 17時43分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64729&type=0

<尖閣問題>18日に大規模デモの恐れ、中国当局が鎮静化―英メディア

 中国中央テレビ(CCTV)は同日、中国軍が近く東シナ海で実弾演習を実施すると報道。
 中国の一部メディアは、休漁期が終わるとともに、尖閣諸島海域に中国漁船1000隻が入る見込みだと伝えた。
 国営新華社通信は
 「中国政府は漁民の権利を守り、漁船の安全を確保し、東シナ海の漁業資源を合理的に利用するため、有効で的確な措置を取る」
と報じている。

 一方、尖閣諸島海域の漁民の武装による“民兵化”について、中国内外で関心が高まっている。
 米ニューヨーク・タイムズは12日、
 「中国は漁民を武装させて利益を守るのか
と題する記事を掲載。
 中国当局はコメントしていないが、梁光烈(リアン・グアンリエ)国防相が先月末、
 「民兵組織の編成を強化し、不測の事態に備えなければならない」
と語ったことがさまざまな憶測を呼んでいる。

 18日に向けさらに大規模な反日デモも予想されることから、中国当局の危機管理能力が試されることになりそうだ。




レコードチャイナ 配信日時:2012年9月18日 0時21分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64732&type=0

中国漁民、尖閣諸島付近での漁に意欲、政府も巡航準備―中国メディア

 漁の解禁を祝う「開漁祭」が開催された同日、石浦港の埠頭には解禁を心待ちにしていた大型漁船2000隻が集まり、熱気に包まれた。
 約3カ月間の休漁期間が終わり、東シナ海に一斉に漁に出るこれら漁船は、尖閣諸島に近い海域に位置する漁場に向かう。
 尖閣問題が過熱している最中とあり、「開漁祭」も緊張した雰囲気の中での開催となった。
 日本のメディアもこれまでに何度も
 「中国の漁船が尖閣諸島に向かう見込み」
と報道している。

 石浦鎮の漁民だけでなく、温州市の楽清市や瑞安市の漁民らも尖閣諸島付近で漁の実施を計画していることが取材で明らかになった。
 最新の設備を搭載した大型漁船が増加していることに加え、近海の資源が急速に枯渇している現状が重なり、尖閣諸島付近での漁を切に望む中国の漁民が増加している。

 中国農業部は東シナ海の漁解禁となる前夜、
 「沿海の漁業局の船舶は漁民の合法的権益保護や法に基づく管理を実行するために、出航する準備を整えている」
と発表した。


 中国は日本に「危険は火遊びはやめろ」と警告した。
 その本人が紛争海域に民間の漁船を送り込むという。
 まったく、中国の「危険な火遊び」には節度がない。
 おそらく自分が何をやっているかわからなくなっているのだろう。
 反日も愛国もコントロールできなくなったいま、何が秩序だった行動なのか判断できなくなっている、そんなところか。
 ここで何かが起きれば、
 もしかしたら中国国内が騒乱のウズに巻き込まれるかもしれない、
 その時はどう対処したらいいか、なんてことは全く考えていないということだろう。
 全体を見渡すだけの器量がもはや政府当局には無くなっているようだ。
 その場その場でしのいでいくしか、先が見えなくなってしまっている。
 共産党指導者のレベルが極度に低下してしてしまっているということだろう。
 この政体はヤバそうである
 あと10年もつか、もたないかだろう。


日経新聞 2012/9/13 23:36
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGC1300N_T10C12A9PP8000/

取り締まり船を2隻増強 水産庁、外国漁船の違法操業に対応

 水産庁は2013年度に外国漁船による違法操業の取り締まりを強化する。
 排他的経済水域(EEZ)内で外国漁船による違法操業が相次いでいるため、
 取り締まり船を2隻増やして全国で41隻体制にする予定だ

 水産庁が保有する取り締まり船のうち
 1隻は尖閣諸島の領海内、
 3隻は先島諸島の周辺海域
を巡回している。
 前回01年に増隻してから取り締まり船の数は横ばいが続いていたが、今年度も1隻増やした




 「ここに日本政府に丁重に警告する」



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