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●27日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権問題について、「中国指導部は『日本の譲歩を引き出せなければ、国民の怒りの矛先は日本ではなく中国政府に向けられる』と考えている」と伝えた。写真は2012年9月、重慶市で行われた尖閣領有権を主張する署名活動。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年9月29日 7時44分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65056&type=0
<尖閣問題>日中両政府、中国世論に翻弄される―シンガポールメディア
2012年9月27日、シンガポール・聯合早報(電子版)は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権問題について、
「米国の支援を期待する日本は、遅からず失望する可能性が高い。
一方、中国指導部は
『日本の譲歩を引き出せなければ、国民の怒りの矛先は日本ではなく中国政府に向けられる』
と考えている」
と伝えた。
AFP通信によると、アナリストは
「日中両政府は
中国の世論に翻弄
されており、
対立が長引けば長引くほど事態をコントロールできなくなる恐れが大きい」
と指摘。
台湾当局の巡視船が漁船とともに尖閣諸島付近の領海に侵入したことで、孤立を深めた日本は米国の支援を期待しているものの、いずれ失望する可能性が大きいと分析した。
米国には、そもそもが良好とはいえない米中関係をこれ以上悪化させたくないとの思いもあり、その反面、アジアにおける地縁政治の拠点としての日本も見捨てられない状態だ。
半面、事前に抗議を申し入れたはずの尖閣諸島の国有化を敢行されてしまった中国政府は、
国内で高まる民族主義的感情を鎮静化することも、
軍部や党内のタカ派を抑制することも
困難になってしまった。
さらに、訪米中の玄葉光一郎外相が25日、楊潔チ外相と会談し、緊張緩和に向けた対策を話し合ったが、(他国からの)目立った支援はなかったと伝えた。
』
「日本の譲歩を引き出せなければ、国民の怒りの矛先は日本ではなく中国政府に向けられる」
これは以前から述べていたことで、とりたてて新しいことではない。
中国政府が怖いのは民衆の怒りが政府に向けられることである。
なぜなら、そうなれば共産党政権の転覆につながるからである。
かくも民衆の怒りを高揚させているのは、中国政府が長年にわたって施してきた反日教育。
これまでは日本にはまだ利用価値があったため、反日を抑えこんできたが、中国は日本を蹴落として世界ナンバー2 になったいま、
「民衆は日本はいらない」
と考えてきている。
その考えが今回の事件であらわれ、心理に刷り込まれた反日が一気に行動表現として顕在化した、ということだろう。
もし、政府が弱腰なら反日心理は政府にキバを向ける。
いわく、
「この政府には反日思想が足りない !」
となる。
そして、「共産党政権に総括を!」となる。
共産党が長年行なってきたことに足をとられることになる。
歴史というものはおうおうにしてそういうことが起こる。
いわゆる「ブーメラン効果」というものである。
中国はいま、土壇場に追い詰められている。
逆にいうと日本はいま、中国政府転覆の鍵を握っているといっていい。
例えばもし、
「尖閣諸島に自衛隊駐営地を作る」
とでもいったらどうなる。
もう、中国は蜂の巣を突っついたようになる。
『
サーチナニュース 2012/09/29(土) 11:13
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0929&f=politics_0929_004.shtml
中国外交当局「日中関係はタイタニック号同様沈没する」=中国報道
中国政府・外交部の楽玉成外務次官補は28日、中国国内で開かれた日中国交正常化40周年記念の座談会において
「日中関係はタイタニック号と同様沈没する可能性がある」
と発言した。中国網が伝えた。
楽次官補は、本来喜ばしいはずの日中国交正常化40周年が、日本政府の尖閣諸島国有化によってその雰囲気が失われてしまったと指摘。
そのうえで、現在の日中関係打開について日本政府に対して「誠意を示し信頼関係を構築すること」「平和友好によって右翼勢力の干渉を取り除くこと」「発展と協力によって障壁を取り払うこと」の3点を求めた。
楽次官補はまた、尖閣諸島の国有化は
「中国に向けて原子爆弾を投下したかのごとき」行為
と糾弾したうえ、
「数人を中国によこして一言二言説明するだけで万事がうまく収まるなどと思ってはいけない」
と釘を刺した。
そして、
「日本がこのまま自分勝手な行動を続け、誤った道を行くようであれば、日中関係はタイタニック号と同様、座礁して沈没することになるだろう」
と語った。
』
どちらも引くことがないならば、ぶつかるだけであろう。
落とし所をどうやって作るかであり、それはもう出ている。
「ここに日本政府に丁重に警告する」
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