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●15日、16日の2日間、中国各地で反日デモが開催された。一部で暴徒化するなどの騒ぎとなったが、中国各紙は反日世論一色から一転、抑制を訴える社説が登場した。写真は14日、北京市の反日デモ。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月17日 11時37分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64721&type=0
<反日デモ>各紙社説、一転して「抑制」訴える―中国
2012年9月15日、16日の2日間、中国各地で反日デモが展開された。
一部で暴徒化するなどの騒ぎとなったが、中国各紙には反日世論一色から一転、抑制を訴える社説が登場した。
15日は50都市以上、16日は100都市以上で反日デモが行われたもようだ。
うち一部の都市で参加者が暴徒化し、大きな被害が出ている。
青島市では日系企業の工場が焼かれ、長沙市では日系スーパーが略奪被害を受けた。
デモの暴力化傾向が強まるなか、中国もデモ引き締めに転じている。
広州市警察は地下鉄内のディスプレイ破壊を呼びかけた女性を不当な情報を流したとの理由で警告処分とした。
また胡錦濤(フー・ジンタオ)主席の支持母体である中国共産主義青年団の機関紙・中国青年報は記事
「法に基づいて愛国の熱意を表現しよう」
との記事を掲載。
他のメディアに次々と転載されている。
中国のネットユーザーの間にも理性的な行動を呼びかける動きが広まっているほか、深セン市ではデモ現場に
「理性的行動を」
とのプラカードが登場したと伝えられている。
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サーチナニュース 2012/09/17(月) 12:05
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0917&f=politics_0917_012.shtml
中国各地の地方警察が理性的な愛国運動を呼びかけ=尖閣問題
16日、北京で1000名あまりの群集が日本大使館を取り囲み、日本政府の「尖閣諸島(中国名:釣魚島)購入」に抗議を表明した。
北京市警察は、微博(ウェイボー、中国版Twitter)で理性的な抗議活動を呼びかけ、第3者の合法的な利益を損なえば法に基づいて処分するとコメントしている。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
北京市警察の公式ウェイボーによれば、交通管理部門は16日9時から、北京市東部の日本大使館に近く、日本企業が多い亮馬橋路で交通管制を敷き、一般車両の進入を禁止した。
北京市警察は、日本大使館周辺道路および重点地域に警察官を配置し、市民が理性的な愛国運動を行うよう誘導した。
正午ころ、北京市警察はヘリコプターを亮馬橋上空に配備し、警察用ヘリコプターで上空から航空写真を撮影し、監視巡回を行ったという。
北京市警察の公式ウェイボーでは、市民に理性ある行動を呼びかけ、デモに参加し第3者の合法的な利益を侵害することがあれば、法に基づいて処分すると注意を促していた。
■広東省:ごく少人数が恣意的に過激行動を扇動
広東省公安庁は公式に
「ごく少人数の人物が過激な行為を意図的に扇動しようとしていることをはっきりと認識しなければならない。
このような行為が実行されれば、危険が及ぶのは市民の安全であり、破壊されるのは中国人自身の財産であり、影響するのは中国の社会秩序であり、破壊されるのは中国の法規である。
公安当局としては、愛国運動は理性的に、抗議活動は法に基づいて行われるべきであると重ねて言明する。
抗議活動において、公共の安全や社会秩序を侵害するものは、すべて違法行為である。
機会に乗じて扇動し、放火や破壊などの違法行為に加わったものは、公安は厳正に法に基づいて処分する。」
と発表した。
■西安市:デモ行進に紛れ込んだ不法行為者は断固として処分
西安市公安局は16日に公告を発表し、
「西安市の一部市民、学生が日本の釣魚島(中国側呼称)購入に対する抗議のデモ行進を行ったが、これに不法行為者が混じり、秩序を乱し、略奪、放火などを行った。
こうした行為に対し、公安当局は全力で断固として制止し、厳しい処分を行って、不法行為者を法に基づいて処罰した」
という。
公告では、
「西安市で多くの市民や学生が『日本の釣魚島購入問題』に対してさまざまな方法で強烈な愛国心を表現している。
『釣魚島は中国の領土である』ことは間違いない。
多くの市民、学生の情熱的な愛国心を、公安としても理解し、これを保護するものである」
と主張した。
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サーチナニュース 2012/09/17(月) 12:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0917&f=national_0917_033.shtml
【中国BBS】中国で報じられない暴徒化した反日デモ、中国の声は
中国大手検索サイト百度の掲示板に
「日本メディアが報道した反日デモがスゴイことになっているんだけど」
というスレッドが立てられた。
スレ主が写真入りで伝えたニュースについて、さまざまなコメントが寄せられた。
週末にかけて
中国全土で発生した反日デモの様子について、
中国国内の報道では暴徒化した様子は報道されていない。
トヨタのディーラーやパナソニックの工場で放火や破壊行為が発生したほか、ジャスコや平和堂などのスーパーでは略奪行為も多数発生した。
中国では理性的なデモを行うよう呼びかけつつ、報道規制が行われているが、スレ主は、破壊行為の様子について写真入りで紹介し、日本メディアの報道を見て恐ろしくなったと述べたところ、中国のネットユーザーから次のようなコメントが寄せられた。
●・「これは3代続く金家の統治下で反米を叫ぶ朝鮮人よりもアホだな」
●・「一部の中国人の“高い民度”には本当に吐き気がする」
●・「愚かな暴徒、これこそ中国の非劇だ。
内部での混乱を日本人がもっとも望んでいることなのに!
これが愛国と言えるか?
中国人よ、目を覚ましてくれ!」
このように、暴徒化したことに対しては非難するコメントが比較的多かった。
しかし、スレ主は日本メディアの報道をソースにしているため、
「これ中国では見られないんだど」、
「日本の宣伝を信じるのか?」、
「この写真は日本人によるでっち上げだろ」
といった反論もあった。
また、この種のデモは政府に責任があるという意見もあり
「みんな政府の教育の結果に生まれた“良い国民”だよ」、
「この種の反日愛国青年は、みんな共産党が取り決めた組織的なものだ」
といったコメントがあった。
ほかには、これではテロリストと変わらないと批判する意見や、中国国内でここまで暴徒化するとは思わなかったという驚きの意見、機会に乗じて略奪行為をしている窃盗犯に過ぎない、などのコメントも寄せられた。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月17日 12時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64719&type=0
<在日中国人のブログ>
反日デモ繰り返す中国人に知ってほしい、「日本人はそれでも僕たちに親切」
2012年9月14日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に反発し、中国各地で反日デモが行われるなか、日本で学ぶ中国人留学生が自身のブログで
「日本人はだからといって中国人に嫌がらせをするようなことはしない」
と論じた。
中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載された。以下はその内容。
その日は中国人留学生の仲間たちとご飯を食べに行き、11時過ぎに帰宅、パソコンを開くと、中国の兄から
「至急、父に電話をするように!
何時でも構わないから早く!」
とのメッセージが入っていた。
何事かと思いすぐに電話をしてみると、父の第一声は
「そっちは大丈夫か?」。
どうやら中国国内のただならぬ状況から、日本でもきっと大変な騒ぎになっていると思ったらしい。
息子がひどい目に遭っているのではないか、帰国させた方がよいのでは…と心配でたまらなかったようだ。
筆者がひとしきり
「大丈夫。何も心配するようなことはないから」
と説明し、父はようやく安心して電話を切った。
実は昨日、アルバイトで中国語教室のチラシ配りをした。
仲間7人で1500枚を配ったが、その間、何の「ひどい目」にも遭わなかった。
それどころか、年配の女性が「他の人にも配るから」と多めにもらってくれたことも。
この時期、もしも反対に日本人が北京の王府井で日本語教室のチラシを配ったらどんなことになるか、容易に想像が付くだろう。
今朝はオートバイの教習所に出掛けた。
教官は筆者が中国人だということを知っている。
実は当初、嫌がらせをされるのではないかと身構えていたが、そんな心配は無用どころか、私が日本語で苦労していると、実際に目の前でやって見せてくれた。
なんて親切なんだ!
もっと驚いたのは昼休み、テレビのニュースで中国国内の反日デモの様子や
「尖閣諸島周辺の日本領海に侵入した」
という中国の海洋監視船について、事細かに報じていたにもかかわらず、誰1人として大きな反応を示さなかったこと。
これが中国だったら、大変な騒ぎになっているだろう。
先週の水曜日には、3月に上海の大学で1カ月の短期留学をしてきたという日本人学生と会った。
その日は夜の9時から夜中の1時まで、大いに盛り上がった。
筆者が「中国に行く前と行った後では何か変わった?」
と聞くと、
「全く違うよ!
実際に行ってみたら、中国は面白いところだと分かった。
中国が好きになった。
また行きたい」
との返事。
筆者はこの言葉をぜひ、中国で日本人を殴った同胞たちに聞かせたいと思った。
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朝鮮日報 記事入力 : 2012/09/17 10:12
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/09/17/2012091700904.html
尖閣:中国の反日デモ激化、日本政府は対策示さず
日本政府が尖閣諸島(中国名・釣魚島)を国有化したことを受け、中国国内で反日デモがエスカレートする中、日本政府はこれといった対策を示さずにいる。
日本のメディアは
「反日デモ参加者の中には貧富の差に不満を抱いた若者が多く、反政府デモに発展する可能性が高い」
とし、結局は中国政府がデモを規制するしかなくなるとの見方を伝えた。
野田佳彦首相は16日、中国の反日デモについて
「邦人、企業に危害が及ばないよう厳重に監視してもらわないといけない。
国旗を踏んづけたり燃やしたりという損壊が起こっているので、厳重に抗議している」
と述べた。
しかし、日本政府が現実的に中国に対して取れる措置はない。
中国を批判すれば、逆に反日デモを拡大させたり、中国政府による報復措置を招いたりする恐れがあるためだ。
日本の市民団体も中国の反日デモには特に反応を示していない。
15日に東京では反韓デモが行われたが、中国に対するまともな抗議デモはなかった。
日本メディアも中国の反日デモを中国の国内問題をして扱うムードだ。
』
反日デモは中国の問題で日本の問題ではない。
日本が介入すれば、内政干渉となる。
その程度のことは普通の知識があれば誰でもわかること。
日本人の生命・財産を守ることを申しいれるくらいで十分である。
玉はいま中国側にある。
なにも、こちらに奪う必要はない。
それが外交というゲームというものだ。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月17日 22時49分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64713&type=0
<反日デモ>日本企業、社員の中国出張自粛を指示―英メディア
2012年9月17日、中国各地で発生している大規模な反日デモと、暴徒化した群集による略奪や放火は日本社会に強烈な反響を引き起こした。
一部の日本企業は社員の中国出張を当面取りやめることを決定した。
英BBC中国語サイトが伝えた。
デモ隊に襲撃されて略奪を受けた山東省青島市の「ジャスコ(佳世客)」を有するイオングループは、不要不急の中国出張を自粛するよう全グループ内に緊急指示を出した。
総合商社各社もこの時期の中国出張を控えるよう社内に指示。
特に反日デモが暴徒化した都市への出張を禁止している。
キヤノン、パナソニック、ライオンなどの中国工場は操業停止を決めた。
キヤノンの珠海、中山、蘇州の3工場は17日、18日の2日間、操業を停止すると発表。
これにより2万人を超える同社の中国人従業員に影響が出た。
ソニーやパナソニック、三菱重工などの製品は中国でボイコットの対象となっており、各社の販売業績は急速にダウンしている。
一方で中国の警察当局は、一連の反日デモで犯罪行為に加担した中国人の逮捕に乗りだしている。
広東省広州市では日本車や店舗のガラス窓、看板などを破壊したデモ参加者10人を逮捕。
山東省青島市でも逮捕者が多数出ている。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月18日 21時11分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64769&type=0
<尖閣問題>反日デモに関する意見を探っていたら、いきなり検索不能に―中国版ツイッター
2012年9月18日、満州事変の発端となった柳条湖事件勃発にちなんで、大規模な反日デモが行われると目されていた中国。
先日の尖閣諸島国有化に端を発し、日を追って拡大してきたデモ活動および暴動だが、一般の意見はこれに賛同するものなのだろうか?
“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトに寄せられた投稿から、レコードチャイナ編集部が多くの声を拾った。
「偽愛国者よ、もうやめなさい。
反日でもデモはしない、破壊行為はしない、ただ正義のみを求めるべし」。
「デモ」というキーワードで検索をかけると、上記のような投稿がズラリと並んだ。
大きくまとめると、多数派の意見は「反日には賛成するが、暴力行為には反対」。
暴動を通じてではなく、日本製品不買を広めよう、それが最も効果的であるとの意見が多かった。
「一連の暴動について、あらかたの事実は以下のようなこと。
姿の見えない策略家が裏で糸を引いている。
チンピラやゴロツキがそれに乗っかってのさばる。
不満をぶちまけたい者たちが、盲目的にその後を追う。
理性的なデモ参加者も、無意識のうちにそれに手を貸すことになる。
憤怒に燃える無知な若者たちが火に油を注ぐ。
何の罪もない国民が被害を受け、汚名を着せられる。
日本人はこれに反撃するまでもない。
そして、中国は国際世論の嘲笑を浴びる。偽愛国者はピエロになる」。
予想以上に冷静な意見が多いとの印象だ。
しかし、街頭の様子は不穏そのもの。
広東省を中心に、
「市街に装甲車が出動した」
との投稿が数多く出回りはじめ、それを撮影した画像が迅速な勢いで拡散していった。
「広州で戦車が出動したよ、まるで閲兵行進みたいだ!」
「なんという光景……まるで市を挙げて大きな敵に立ち向かっているかのようだ。
釣魚島を防衛する前に、広州の街を守らねばならなくなったようだ」
このような投稿が飛びかったのもつかの間、中国版ツイッターでは「デモ」というキーワードでの検索が禁止となってしまった。
「関連法規と政策にのっとり、この検索結果は表示されません」との説明文が表示されるばかりだ。
続いて、「釣魚島(尖閣諸島)」とのキーワードで関連投稿を検索すると、先ほどの検索結果とは異なり、厳しい口調で尖閣諸島の領有権を主張する投稿が並んでいた。
「釣魚島を返せ、釣魚島は中国のものだ、日本野郎め…出ていけ」
「中国政府は釣魚島に軍を派遣すればいいのに!」
「たとえ持ち家が買えなくても、ご先祖様のお墓が朽ちたままでも、日本人に領土は譲らない。
医療保険がもらえなくても社会保障が与えられなくても、釣魚島がほしい」
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「ここに日本政府に丁重に警告する」
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