2012年9月19日水曜日

何もしない日本、何もできない中国:中国のイライラ

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jiji.com 2012/09/18-21:00
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012091800984

見えない緊張緩和の糸口=反日デモ沈静化狙う-日本にいら立ちも・中国

 【北京時事】「国恥の日」とされる1931年の柳条湖事件から81年を迎えた18日、尖閣諸島国有化をめぐる対立も重なり、中国の反日感情はピークに達した。
 共産党大会を10月に控え、胡錦濤指導部は18日を転換点に、反日デモを沈静化させたい意向だ。
 しかし、日本人2人の尖閣諸島上陸を受け、中国政府は激しく反発、さらに海洋監視船を派遣した。
 「主権が絡む問題だけに今後数年間、緊張緩和の糸口を見つけるのは難しい」(中国外交筋)
と悲観論も出てきた。
 「中国は武力行使以外の手は何でも打ってくるのではないか」。
 日中関係筋は懸念を示している。
 一方、中央軍事委員も兼ねる梁光烈国防相は18日、訪中したパネッタ米国防長官に対し報復措置をにじませながらも、
 「やはり平和的な解決を望む」
と融和姿勢を見せた。
 中国外交筋は
 「中国側は(尖閣問題という)係争を認め、協議を通じて解決したい」
と指摘する。
 40年前の国交正常化の際に周恩来、田中角栄両首相が摩擦を避けるため尖閣問題の「棚上げ」で合意したというのが中国政府の主張。
 棚上げ論に基づき、尖閣の現状維持に向けた交渉を日本と始めたいともくろむ。

 しかし、日本政府は
 「領土問題は存在しない
という立場を崩さない。
 中国政府はいら立ちを強めている。
 対抗措置を次々繰り出し、日本側の譲歩を引き出そうという戦略だ。

 強硬姿勢に出るのは
 「国家指導者のメンツに関わる問題でもあるからだ」
と解説するのは共産党筋だ。
 胡錦濤国家主席が今月9日、野田佳彦首相と立ち話をし、尖閣国有化の撤回を要求したが、野田首相はその翌日に国有化を決定。
 さらに日本政府は、国有化の目的を「平穏かつ安定的な維持管理」としながら、日本人2人の尖閣上陸を許したことへの不満が強い。

 ただ、胡指導部もこのまま反日デモを続ければ、社会混乱を招き、参加者らの不満の矛先が党・政府に向かうため、柳条湖事件記念日を契機にデモを終息に向かわせたいのが本音だ。
 しかし、日本政府の前向きな対応がなければ、海洋監視船や漁船の派遣など対抗措置を相次ぎ取らざるを得ず、日中の緊張はいつまでも解けない。
 民衆の日本政府に対する不満が一層強まれば、反日デモは今後も続く。
 デモを下火にしたい中国政府は、さらに難しいかじ取りを迫られそうだ。


 玉は中国に渡されているので日本は何もしない。
 しかし、玉を渡された中国としてはなにもできないで、呆然と立ちつくしている。
 どうしていいかわからない。
 日本が動いてくれて、それに反応するしかない。
 だが、その日本が動いてくれない。
 日本はじっと中国の出方を待っているだけである。
 中国としてはイライラが昂じてくる。
 強いていえば、脅ししかできない
 「無策の中国」
ということになる。
 経済制裁を発動しても、尖閣が中国のものになるわけでもない。
 自分で煽っておいただけに、落とし所がない。
 まわりまわってじわじわと自分の首を締めはじめているといった風になっている。
 中国の出方に対応して動くだけでしかないという状況だから、日本は、何もしなくていいのだから、気楽なもんである。




 「ここに日本政府に丁重に警告する」


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