2012年9月19日水曜日

海上保安庁、巡視船50隻投入:手持ちの4割を配置

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●魚釣島の北西約30キロの接続水域で、魚釣島を目指して航行する中国の海洋監視船2隻を全速力で追いかける海上保安庁の巡視船(右端)=18日午後2時6分、沖縄県石垣市、本社機から、河合博司撮影



朝日新聞デジタル 記事2012年9月19日6時54分
http://www.asahi.com/politics/update/0919/TKY201209180796.html

中国監視船、尖閣沖領海に侵入 海保、巡視船50隻投入

 尖閣諸島(沖縄県)の国有化を巡って日中の対立が深まる中、海上保安庁は18日、現場海域の警戒のため、現有の巡視船のほぼ半数に当たる約50隻を投入した。
 周辺海域では同日、中国の漁業監視船2隻、海洋監視船10隻が集まり、一部が領海侵犯した。
 海保は厳戒態勢を敷いているが、同日夜までに中国漁船の大船団は確認されていない。

 海保関係者によると、尖閣諸島は最も近い石垣島からでも約170キロ離れている。
 236隻保有する小型の巡視艇のほとんどは性能面から対応できず
 パトロールは巡視船が主に担う。
 海保が保有する巡視船は計121隻で、うち約1割は修理中。
 今回は稼働できる巡視船の半数に当たる約50隻を、全国の海上保安本部からの応援を得て現場海域に投入した。
 交代で警戒に当たっている。

 中国漁船1千隻が尖閣周辺に向かっているという現地報道もあり、「これまでにない規模の態勢をとった」(海保関係者)という。
 ただ、周辺海域では18日夜までの段階で、中国漁船は確認されているが、多数ではないという。


 巡視船には「巡視船」と「巡視艇」があるようだ。
 wikipediaから。

 

 巡視船(じゅんしせん、英語:Japanese patrol boat[1]/ship)は、広義では、国土交通省の外局である海上保安庁が所有する、海上における法令の励行、海難救助、海洋汚染及び海上災害の防止、海上における犯罪の予防及び鎮圧、海上における犯人の捜査及び逮捕、その他海上の安全の確保に関する事務に従事する船舶のことであり、狭義ではこの内の大型船舶のこと(小型船舶は「巡視艇」と呼称する)。

 日本では他国の沿岸警備隊とは違い、海上保安庁が軍事組織でないことを法律(海上保安庁法第25条)で明示しており、巡視船は軍艦ではなく、乗員も軍人ではない。
 このため海上保安庁の船舶は「"艦"艇」ではなく「"船"艇」と呼称される。
 「巡視船」は警備救難業務で使用される海上保安庁の船舶を総称する語句として使われる場合もあるが、海上保安庁では比較的大型の船舶を「巡視船」、小型の船舶を「巡視艇」と正式に区分している。

 巡視艇(じゅんしてい)は海上保安庁が運用する船舶のうち、基地周辺海域における任務に従事する小型のもの。


 海上保安庁が保有する巡視船は計121隻で、うち約1割は修理中。
 ローテンションでいくと10%メンテナンスとなるようだ。
 50隻を投入したということはあらかじめ段取りがついていたということであろう。
 121隻のうちの50隻というと総数の4割をこの地域に振り向けたことになる。
 そして用意周到に、前もってこの周辺に配置していたとしか考えられない。
 先手先手を打っているようだ。
 50隻の巡視船がウロウロするということは壮観だな。
 1隻が漁船5隻にあたっても250隻は十分相手にできる。
 漁船としては周りをバカデカ巡視船が動きまわっては漁はできない。
 もちろん漁をするために出てきたわけではないだろうが。
 しかし、中国政府は漁ができなかったら水揚げ分を保障してくれるのだろうか。
 もしその保障がなければ、漁船は少なくとも出港に見合う人件費と経費を稼げる漁場に向かってしまうことになるが。


JNNニュース





ANNニュース






 「ここに日本政府に丁重に警告する」


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