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●27日、中国・北京市で国防部の定例記者会見が開かれ、同部の楊宇軍報道官は、現在中国が2隻目の空母建造を行っているとの報道に対し、「報道は正しくない」と否定した。写真は空母「遼寧」。
ワリヤーグは空母「遼寧」という名前で就航したのだが。
空母というのは、とんでもないお荷物である。
海戦ならびに空戦がこの空母に縛られてしまい自由な作戦が立てられれなくなる。
もちろん、日本を除くアジア諸国にあっては、空母は圧巻である。
その姿をみるだけで震え上がる。
だから確かに抑止力はある。
脅し外交の中国にとっては願ったりのオモチャである。
しかし、同時に空母をもつことによって、戦争ができなくなるというマイナスもある。
空母を後生大事に抱え込んでしまうからだ。
これもいいかえれば抑止力になる。
余程出ない限り、開戦にはふみきれなくなる。
開戦時には、遠く敵のての届かないところに退避させねばならなくなる。
でもそれでは空母の意味がなくなる。
持つものは持つものなりの悩みがあるということである。
日本のような国にとっては、してやったりになる。
空母に拘束され、攻撃力の鋭さが失われるからである。
空母があることによって、逆に海と空の機動性が極端に低下する。
その行方さえ追えば、戦況が分かってしまうという欠点がある。
単純にいうと実戦には不向きな艦船ということになる。
まあ、そういうことは自衛隊のほうがよく分かっているだろう。
自衛隊あたりは、腹の底で笑って、口先は
「空母が配置された、大変だ、大変だ」
といって予算の分捕りを画策することになる。
いい、理由が付けができた、といったところだろう。
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年9月27日 16時1分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65015&type=0
中国初の空母配備、尖閣情勢とは無関係―ロシア専門家
26日、中国初の空母「遼寧」が正式に就役したのは日本をけん制する狙いがあるとの見方があるが、ロシアの専門家はそうした見方を否定している。
2012年9月26日、環球時報(電子版)によると、中国初の空母「遼寧」が25日午前、中国船舶重工集団公司の大連造船所において中国海軍に引き渡され、正式に就役したことについて、一部海外メディアは尖閣問題に関連して日本をけん制する狙いがあるのではないかと伝えている。
しかし、ロシアの専門家は中国の空母配備は尖閣情勢とは無関係だとの見方を示している。
空母の改装や訓練などは一定の期間をかけた計画的なものであり、日本の尖閣諸島国有化とは関係なく計画に従って2012年に配備されただけだと、ロシア科学院極東研究所の専門家が指摘したことを引用し、ロシア国有通信社・RIAノーボスチが報じている。
日本と中国の間で武力衝突が起きた場合に中国が空母を投入する可能性については、
日中間の貿易額は600億ドル(約4兆8000億円)を超えることから経済的な損失が莫大なものになるため、武力衝突が発生する可能性はなく、空母が投入されることもあり得ないとしている。
また、空母「遼寧」は数年間は出航する可能性も低く、
中国はより大型の空母を自主開発するために「遼寧」を研究開発や訓練に活用することになると専門家はみている。
』
『
サーチナニュース 2012/09/27(木) 16:40
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0927&f=politics_0927_027.shtml
航空母艦の保有で、戦争勃発の危険は低下した…中国軍関係者
中国・国防大学戦略教研部戦略研究所の孟祥青副所長はこのほど、中国が航空母艦を保有したことで、戦争が発生する可能性は低下したと述べた。
中国新聞社が報じた。
孟は軍籍を持つ研究者で、階級は大校(「大佐」に相当)だ。
孟副所長は、これまで空母保有に反対する意見として、
「中国は平和発展を堅持する大国だ。
航空母艦は攻撃的兵器なので中国は保有すべきでない。
さもなければ、中国は平和発展の方向を変えることになる」
との主張に接したことがあると説明した上で、
「しかし、ひとつの国家が外部に脅威を与えるかどうかは、どのような武器を持ち、どのような軍事的実力を有するかではなく、根本的に国家の意図と戦略によって決まる」
と主張。
「中国の根元戦略は平和発展であり、国防政策も積極的防御だ。
これは策略や権宜之計(うそも、その場をしのぐめの適切な手段との考え)ではない。
共産党と国家の重要文献や綱領にも記載されている」
と説明した。
孟副所長は中国の核戦略にも触れ、
「中国は世界の核保有国の中で唯一、『三不政策』を宣言している」
と説明。
中国の核兵器「三不政策」とは、
「先制使用はしない」、
「核兵器を保有していない国や地域には、核兵器を使用せず、核兵器による威嚇もしない」、
「核兵器そのものと、関連技術を拡散させない」
の3方針を指す。
孟副所長によると、航空母艦についても同じ理屈で
「いかなる国家に対しても、空母を派遣して攻撃することはしない」
という。
ただし
「中国は、いかなる国家、いかなる勢力も、中国の核心的利益に対して重大な現実的脅威をもたらすことを容認しない。
言い方を代えれば、空母はわれわれの反撃のための道具だ。
中国はみずから、他人を攻撃することはしない。
ただし、他人がわれわれを攻撃する場合には抑制することができる」
と論じた。
そのため、中国が空母を保有していることは
「戦争が発生する可能性を低下させる。あきらかに、平和維持に役立つ」
という。
◆解説◆
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中国がウクライナから購入した「ワリヤーク」は25日に正式に就役した。
中国名は「遼寧」と発表された。
』
『
サーチナニュース 2012/09/27(木) 16:13
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0927&f=politics_0927_026.shtml
中国初の空母「遼寧」は中国海軍の中心的役割を担う
中国初の空母が建造と試験航行を終え、25日に中国海軍に引き渡された。
中国海軍情報化専門家委員会の尹卓主任は、初の空母の正式就役は中国の国防にとって大きな意味があり、将来的に中国海軍の中心的な役割を担うとの見解を示した。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
尹卓氏によると、中国海軍の航空兵はこれまでおもに海岸基地で活動し、艦上にはヘリコプターを配備するだけだったが、今後は海軍の航空兵は艦載航空兵と海岸基地の航空兵が同時に発展するという道を歩むことができる。
そのため、初の空母の就役は、中国海軍の編制構造が空母編隊を中心とする形に変わることを意味する。
これは大きな変化である。
中国国防大学某部戦略研究所の孟祥青副所長は、海上の戦場で最大の力を持つ空母には強大な戦略的抑止力があり、国家利益を守るという特殊な役目を果たすことができると話す。
孟祥青副所長は
「中国は地理的に見て海洋に向けて発展すべきで、空母はそのための道具となる。
また、空母を保有することで中国の総合国力を高め、国防工業と科学技術の発展の良好な基盤を築くことができる」
と語った。
』
もし中国海軍の中心的役割を担うなら、開戦時には、
「空母撃沈ゲーム」
が起きるということで、これはやはり見てみたいと思う。
『
サーチナニュース 2012/09/27(木) 17:26
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0927&f=politics_0927_030.shtml
空母「遼寧」から見える中国の海洋強国への決心=海外メディア
「遼寧」と命名された中国初の空母「ワリヤーグ」が正式に就役し、中国は世界における空母大国の仲間入りを果たし、世界各国の主要メディアの注目を集めている。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
■空母は中国海軍の自慢=ロイター通信
空母が正式に中国海軍に配備された時期はちょうど、日中両国が領土をめぐって緊迫した関係に陥っている時期と重なっている。
また、中国は米国の「アジア太平洋地域重視」という新たな国防戦略を懸念しているという背景もある。
しかし、軍事専門家は
「空母の軍事面での使い道は限定的なものである。
科学研究・訓練のために使用されることが主だろう。
それでも、一度も空母を擁したことのない艦隊にとっては、非常に誇らしいことである」
との見方を示した。
■国連安保理常任理事国の中で空母の配備は中国が最後=仏AFP通信
中国の経済力と政治力が絶えず向上し、強大化するにつれ、国連安全保障理事会のなかで、中国が最後に空母を配備した国となった。
■空母配備から見える中国の海洋強国への目標=米AP通信社
空母に戦闘機を搭載したり、戦闘準備を整えることは、まだ一定期間できないものの、中国がアジアをリードする海洋強国になることを目指しているのは明白である。
空母は度重なる試験航海で、すでに推進システム・通信システム・ナビゲーションシステムの検査を行っている。
しかし、海洋上で固定翼機を離着陸させるのはより難しい。
艦載の戦闘機とパイロットが悪天候のなかでも移動中の空母の甲板に着陸できるよう訓練するには、まだ数年を要すると見られる。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年9月28日 11時43分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=65035&type=0
「報道は正しくない」2隻目の空母建造報道を否定、しかし建造に関しては曖昧な表現―中国国防部
2012年9月27日、中国・北京市で国防部の定例記者会見が開かれ、同部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は、現在中国が2隻目の空母建造を行っているとの報道に対し、「報道は正しくない」と否定した。北京晨報が伝えた。
今月25日、中国では初の空母「遼寧」が就役し、記念すべき日となった。
一方で、海外メディアは現在上海で2隻目の空母が建造されており、年末にも完成すると報道している。
定例記者会見でもこれに関連することが質問され、報道官は
「報道は正しくない。
国防部は国家の経済や社会の発展状況を重視し、国防と軍隊の需要といった全体的な要素を考慮した上で空母の建造を計画する」
と答えた。
また、「遼寧」の番号が16なのは、11~15番を国産空母のために残してあるのではというネットでの推測に、
「番号は海軍の規則に沿って決められている。
現在空白の番号は11~15だけでなく、17~99と多くの番号が空いている」
と反論した。
』
「ここに日本政府に丁重に警告する」
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