2012年9月22日土曜日

米国防長官、中国北海艦隊訪問:中国がアメリカにゲタを預けたということ

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  アメリカが仲介に入り、落とし所を決めたということであろう。
どう解釈するかは難しい。
だが、 
 単純にみると中国はアメリカに尖閣の問題のゲタを預けた
ということだろう。
そうすることで、 
 中国民衆を納得させるという策が実行された
 ということになる。


サーチナニュース 2012/09/22(土) 16:56
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0922&f=politics_0922_010.shtml


米国防長官が中国の北海艦隊を訪問 外国メディア「通常と異なる」
        
パネッタ米国防長官は20日午後、中国訪問を終え、山東省青島市から米軍専用機に乗って中国を離れた。
同日午前、パネッタ長官は海軍北海艦隊司令部を見学したが、米国防長官が同司令部の訪問を認められたのは今回が初めてであり、外国メディアは、中国側のこの動きを
「稀に見る」
「通常と異なる」
などと表現した。
英BBCは、今回の訪問は米中が軍事関係を緊密化させ、軍事の透明性を互いに示すために実施されたと見られていると伝えた。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

報道によると、パネッタ長官は北海艦隊司令部で状況説明を聴取し、海軍の新型フリゲート艦と潜水艦を見学した。 
その際、中国側の手配に深い印象を受けたと話し、両国海軍が交流と協力を強化し、理解と信頼を絶えず深めることを望む考えを示した。
中国軍の手配により、パネッタ長官は海軍のフリゲート艦「煙台」と通常型潜水艦「197」に搭乗、見学し、北海艦隊の司令官と言葉を交わした。

AFP通信は、パネッタ長官は中国海軍基地を最初に見学するチャンスを特別に得たと評論。
青島は北海艦隊司令部の所在地であり、中国の最新型の軍艦と潜水艦は米国の軍事戦略家、防衛専門家、議員たちから注目され、また米国は増強し続ける中国の軍事力を懸念している。

AP通信社は、今回の中国海軍基地の見学について、多くが外国の記者が取材を許可されていない場所で、一行は現地のビール工場も見学したと伝えた。
また、中国訪問について、
「両国は具体的な合意に達していないが、米国は、アジア太平洋地域への兵力や船舶、ミサイル防御システムの増加計画が中国を威嚇するものでないと中国に安心させたと見ている」
とした。
BBCは、米中間に絶えず問題をもたらす軍事関係を修復するためであると同時に、両国間の対話を円滑に行えるきっかけを作ったと論じた。

韓国「朝鮮日報」は専門家の言葉を引用し、パネッタ長官が中国を2014年の環太平洋合同演習に招いたのは、中国が米国のアジア太平洋回帰戦略に過剰に警戒するのを裂けるため、また中国と日本および東南アジア諸国間の激化する領土紛争を鎮めるためだと分析。
一方、「ワシントン・ポスト」は、中国が軍事演習から多くの作戦情報を得る可能性があることを懸念する米国の安全保障の担当者もいることを伝えた。

AFP通信は20日、パネッタ長官は今回「落ち着かせる」という方法をとり、パートナーとして中国と協力を深めたい考えを示したと報道。
米国は中国の弾道ミサイルと巡航ミサイルの開発に不安を抱いており、両国の対立が強まれば米国は電子妨害装置などの研究開発に多くの資金を投じると見られる。


日中二国の関係では行く先が見えない。
とくに中国にとっては、落とし所に自分でフタをしてしまったため、できることといえば声で赤に叫ぶことしか手がなくなっていた。
よって、そのカベを抜けるには強力な仲介者を持ちだしてきて、国内の意見を鎮め、日本の姿勢を和らげる必要がある。
そこで、祭り上げられたのがアメリカというわけである。
外交的にはよくある方法である。




「ここに日本政府に丁重に警告する」


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