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なにか
新興大国中国も日本にはいいように翻弄されている。
そんな雰囲気が記事の節々から伝わってくる。
何もできない中国にとっては、悔しさいっぱい、口惜しい限りであろう。
でもどうにもならない。
こういう経験もしておくこともこれから大国として周辺国の信頼を勝ち得ていく上にも必要であろう。
別にアジアは中華思想のみで動いているわけではない。
中には、
中国に毅然として刃向かうオオカミもいる
ということだ。
それらを含んだなかでの中国ということを学んでゆかねばならない。
いい経験である。
世の中はすべてが中国の思い通りに進むわけではないということだ。
『
サーチナニュース 2012/09/28(金) 16:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0928&f=politics_0928_016.shtml
尖閣問題で日本に「大局」を論じる資格はあるか=中国報道
中国網日本語版(チャイナネット)は28日、
日本に「大局」を論じる資格があるのか?
と題する記事を掲載した。以下は同記事より。
世の中には奇妙なことばかりだ。
勝手に中国の領土主権を侵し、中国人の感情を傷つけた日本が、哀れを装い中日関係の大局をいかに大切にするかいかにももっともらしく論じている。
それだけにとどまらず日本は「善人」を最後まで演じるつもりらしく、東アジアの平和と安定の大局を心配し始めた。
日本の藤村修官房長官は26日、中日関係について
「外交に妙策はない。
さまざまなルートを通じて互いに大局を見極めた対話を展開するしかない」
と語った。
国連総会に出席中の野田佳彦首相は記者会見で、
「尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題が日中関係全体に悪影響を及ぼさないよう、両国は大局に立ち、解決策を協議するべきだ」
と話した。
その前日、野田首相は
「日中両国は東アジアの平和と安定の重責を担っている。両国が大局観に目を向けるべきだ」
とも強調した。
「大局を見極める」「大局に立ち」「大局に目を向ける」
・・・なんと優雅な台詞だろう!
しかし、問題は日本に大局を論じる資格があるのかということだ。
40年前、中日両国の首脳が釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)問題について取り決めた共通認識が中日国交正常化の道をひらいた。
中日関係の健全かつ安定した発展は両国および両国国民の根本的利益に一致する。
しかし、日本は中国政府と国民の強い抗議を顧みず、中国固有の領土である釣魚島および付属の南小島と北小島を「国有化」しようとしているではないか。
中国政府の有力な反撃措置と13億人の中国人民の怒りを前に日本は悔い改めるどころか、「島購入」の問題では「決して退かない」と高言している。
日本の行為は中日関係の大局を擁護しているといえるのか?
中国は隣国に善意で接し、隣国をパートナーとする周辺外交政策をとり、自らの発展で地域の発展を促し、地域の平和と安定を守る重要な建設的力となっている。
その一方で日本は何をしているか?
「動的防衛」軍事戦略を推し進め、防衛庁を防衛省に昇格させようと、いろいろな口実を使って軍備拡張し、「平和憲法」の制約を取り払い、公然と戦後の国際秩序を蔑するなど、領土問題を緊迫化させている。
日本の行為はまさか東アジアの平和と安定の大局を守るためなのか?
国際関係には基本的な道徳的準則があり、理由なく国のイメージがつくられるわけではない。
日本はなぜ侵略戦争を発動した歴史的負債を清算できないのか、なぜ歓迎される「正常な国」になれないのか?
そのもっとも重要な理由は、耳障りのいい言葉をかける一方で、悪いことも少なからずやっているからだ。
中国は日本との平和共存、世々代々の友好、互恵協力、共同発展を望んでいるが、それには前提がないわけではない。
日本が釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)に対して行ういかなる一方的な行動も中国は容認しないし、今後も断固たる措置を継続し領土主権を守っていく。
日本は幻想を打ち消し、中国の領土主権を損害する一切の行為を停止するべきだ。
卑劣な外交に熱心な日本の政治家に一言いっておく必要がある。
小利口も度が過ぎれば代償を払うことになる。
』
「小利口も度が過ぎれば代償を払うことになる」
こういう
最後の捨てゼリフ
がつくのが中国の記事文だが、だいたい
捨てゼリフで事がなったことはない。
というより、文の品格が損なわれる。
もう少し格調ある文章が欲しいところだが、それに気を回すほどの余裕はないということなのだろう。
「ここに日本政府に丁重に警告する」
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