2012年9月13日木曜日

「暗殺未遂で重症、現在入院中」?:次期首相予定、習近平の“神隠し”

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●9月12日、中国の当局やメディアは、中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席の動静について、沈黙を保っている。写真は8月、北京で代表撮影(2012年 ロイター)


 日本にとって中国の話題は尖閣問題だが、世界にとってはなんといっても次の首相に決まっている習近平の動向。
 なにしろ雲隠れしたまま姿を見せない。
 「暗殺未遂で重症、現在入院中」
という説まで流れている。
 もし、本当に暗殺未遂なんてことになると、中国国内情勢が周りが思っていたほど強固ではないということを露呈してしまうことになる。
 中国にとっては外では手強い日本を相手に行き詰っているし、
 内では次期首相のケガ問題で見通しがつかなくなっている。

 まったく、ふんだり蹴ったり、である。


ニューズウイーク 2012年09月12日(水)15時34分
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2012/09/82132.php
ロイター 2012年 09月 12日 15:24 JST
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK823113120120912

中国の習近平国家副主席の動静、当局やメディアは沈黙続ける

[北京 12日 ロイター] 
 中国の当局やメディアは、中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席の動静について、12日も沈黙を保っている。
 中国政府が副主席の健康状態について積極的に公表しないことをめぐり、うわさや憶測も飛び交っている。

 習副主席はこの1週間、クリントン米国務長官を含む各国首脳や高官との会談を相次いでキャンセル。
 複数の関係筋によると、水泳中に背中を負傷した可能性が理由とされる。

 しかし、中国当局者らは副主席が公の場に姿を見せていないことへの説明を何らせず、中国のインターネット上では突飛な憶測も入り乱れている。
 例えば、59歳の副主席
1.脳卒中もしくは心臓発作に見舞われた、
2.暗殺対象となった、
3.戦争に備え身を隠している、
といった具合だ。

 習副主席は9月1日を最後に公の場に姿を見せておらず、中国政府が健康状態や所在について情報を明かさないことから海外では不安が浮上し始めている。

 クレアモント・マッケナ大学(米カリフォルニア州)のミンシン・ペイ教授は
 「何かしら深刻な事態が起きたに違いない。
 なぜなら、身体的に深刻な問題がなければ、すぐに国営テレビに登場するはずだからだ」
と指摘。
 「何らかの政治的トラブルは考えにくい
としつつ、
 「彼は9月1日に講演を行っており、それは(党幹部や長老が集まって重要議題を話し合う非公式会合である)『北戴河会議』の後だ。
 もしも政治的トラブルに巻き込まれていたら、講演は行わなかっただろう」
と解説した。

 北戴河会議は海辺の避暑地として知られる北戴河で毎年8月に開催され、翌年の政策について話し合われる。
 今年の会議では、10月にも開催が見込まれる党大会で公表される新たな指導部人事が主要議題となったもようだ。

 新たな最高指導者が決まる党大会は10年ごとの開催になるため、今秋の党大会は中国にとって最重要の政治的イベントだ。
 だが、開催時期が依然として発表されず、党内に亀裂が生じているとの憶測が広がっている。

 中国外務省の洪磊報道官は11日、習副主席の健康状態について問われると、自身は何ら情報を持たないとのみ回答。
 副主席が「生きているか」確認できるのかとの質問に対しては、
 「まともな質問を期待する」
とだけ述べた。

 同省は外国人記者からの質問に定期的に答えるほぼ唯一の政府機関だが、
 副主席の状態や所在について繰り返しコメントを拒否している。

 中国が世界2位の経済大国となる中、同国の企業スポークスマンや政府当局者は一段と国内外のメディアに対してオープンな姿勢を見せている。

 だが、香港城市大学のジョセフ・チェン教授(政治学)は、それが
 「指導者の健康状態は国家機密といまだに考えている保守派からの根強い抵抗を受けている」
と語る。
 同教授は
 「彼らはこの種の情報が指導部の交代プロセスや党大会に影響を与えかねないと考えており、国内や海外に対する説明責任の意識が欠けている」
と指摘。
 「もちろん、こうした問題を協議することが自らの健康状態をさらされることを望まない指導者の怒りを買うことも彼らは懸念している」
と述べた。




jiji.com 2012/09/12-22:05
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012091200771

党指導部に不穏な空気=習氏「失踪」、大会日程も未発表
負傷か、臆測広がる・中国

 【北京時事】中国の次期最高指導者に内定している習近平国家副主席が公の場に姿を見せなくなってから10日間以上が経過した。
 中国筋によると、日課の水泳中に背中を負傷したとの説が有力。
 しかし、自身が胡錦濤氏に代わり党総書記に就任する来月の共産党大会を控える中、大会開幕日も公表できない異例の事態となっており、党内に不穏な空気が流れている。

 習氏の「異変」は5日、クリントン米国務長官らとの会談を相次いでキャンセルしたことで発覚。
 10日に予定されていたデンマークのトーニングシュミット首相との会談も取りやめになった。
 1日に自身が校長を務める幹部養成機関「中央党校」の秋季学期開学式典で講話したのを最後に、公の舞台から姿を消している。
 中国共産党では国家指導者の病状は「国家秘密」で、中国政府は沈黙を続けている。

 共産党筋によると、5年に1度の党大会は10月中旬の開幕で調整が進んでいる。過
 去の例では8月末の政治局会議で日程を確定し、発表するケースが多い。
 習氏のけがは「深刻な状況ではない」(消息筋)とされる。
 外見上負傷していると分かる状況であれば、報道陣の入る外国要人との会談に姿を見せず、非公開の内部会議のみに出席する可能性が高いが、今回は政治局会議が開かれたとの情報はない。
 8月29日を最後に公の場から遠ざかっていた党ナンバー8の政治局常務委員・賀国強党中央規律検査委員会書記は12日、久々に中央テレビの画面で動静が確認された。
 今も動静不明の習氏は党大会準備の責任者でもあることから、間近に迫った党大会が順調に開催できるか疑問視する声が出ている。




CNNニュース 2012年9月12日(水)10時46分JST
http://www.cnn.co.jp/world/35021638.html

习近平副主席、10日間姿見せず世代交代をめぐる憶測も

(CNN) 中国の次期最高指導者と見られている習近平(シーチンピン)国家副主席(59)が、公の場に姿を見せなくなってから10日がたった。
 原因についてはさまざまな説が飛び交い、中国共産党指導部の世代交代をめぐる憶測に結びついている。

 通常なら指導部の動きを逐一伝える同国の国営メディアは過去10日間、習氏の動静を伝えていない。
 習氏は来月、中国共産党の党大会で胡錦濤(フーチンタオ)総書記(国家主席)の後任に選ばれ、来年初めには国家主席に就任する見通しとされる。
 そうしたタイミングの中で、習氏は9月5日、訪中したクリントン米国務長官との会談予定を突然キャンセルした。
 さらにシンガポール首相など外国要人との会談も相次いで中止になった。
 米当局者によれば、会談中止の理由について中国からは「日程が合わなかった」との説明を受けたという。
 中国当局者は詳しい説明を避けている。

 香港の日刊紙「大公報」は習氏が10日にデンマーク首相と会談する予定だと伝えたが、CNNが中国外務省に問い合わせたところ、「我々のウェブサイトに掲載されていない行事は非公開だ」との返答だった。
 10日が過ぎても習氏の動静は伝えられず、インターネットでは自動車事故説から暗殺未遂説に至るまで、裏付けのない憶測に火が付いている。
 一方、専門家やメディアからは、背中の負傷や軽度の脳卒中などの健康問題が原因との見方が出ている。
 中国の当局者はこれまでのところ沈黙を保っており、外務省報道官は数日間連続でこの問題に関する質問をかわした。

 「網易」などの大手ニュースサイトは10日、習氏が最後に公の場に姿を見せた9月1日の写真を掲載した。
 写真の習氏は黒いスーツと紫のネクタイ姿で北京の共産党中央党校の生徒を前に演説し、健康に問題はなさそうに見えた。
 共産党指導部の世代交代の場となる第18回中国共産党大会は10月半ばに開かれるとの見方が有力だが、日程はまだ正式発表されていない。
 当局者が直前になっても沈黙を保っていることは、指導部の間で直前の駆け引きが続いていることを示唆しているのかもしれないとの見方もある。
 現世代の指導者は、天安門事件への対応をめぐって党上層部が分裂した1989年以来、表面上の統制を維持することに特に腐心してきた。
 中国に詳しい大学教授のウィリー・ラム氏は
 「習近平氏は自らの権力基盤を持たないことから、既に指導者としての弱さが指摘されている
と解説し、胡錦濤氏は習氏に総書記と国家主席のポストを譲った後も、2~3年は中央軍事委員会主席のポストにとどまるだろうと予想。
 「胡氏は影の実力者になるかもしれない
と話している。




サーチナニュース  2012/09/13(木) 10:09
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0913&f=politics_0913_005.shtml

習近平の“神隠し”
英国で「林彪事件を連想」の報道も

  中国の次期国家指導者とみなされてきた習近平国家副主席が9月1日を最後に公の場から忽然(こつぜん)と姿を消したことで、英フィナンシャル・タイムズは12日付で、「林彪事件を思い起こさせる」とする記事を掲載した。

  林彪は国務院(中国中央政府)常務副総理、国防部長などを務め、毛沢東主席の後継者に指名されていたが1971年9月13日、ソ連に向け旅客機で逃走中、モンゴル人民共和国内で墜落して死亡した。

  毛沢東暗殺のクーデターを計画し、事前に発覚したため中国と敵対関係にあったソ連に亡命したとされる。
 墜落原因については
◆燃料切れ
◆離陸時の銃撃戦による機体の損傷
◆入国を拒否したソ連が撃墜
◆操縦ミス――
など諸説があるが、亡命までの経緯を含め、真相は現在も謎だ。
 新華社は翌1972年7月28日になり、事件概要を短く報じた。

  フィナンシャル・タイムズは、中国当局が政府要人に絡む「事件」について、現在も秘密主義を貫いていると指摘した。
 1993年に李鵬首相が数カ月間にわたり“姿を消した”ことについても、人民日報が今年(2012年)7月になり、「入院して治療を受けていた」と発表した。
  中国当局は当時、李首相が外遊をとりやめ、訪中した要人とも会わなくなったことについて「風邪をひいた。すでに回復中だ」と説明していが、実際には心臓発作を起こしていたとみられている。

  習副主席は1日に中国共産党の中央党校の始業式に出席して以来、動向が不明になった。
 5日のクリントン米国務長官の会見は、直前になり取りやめた。
  1日の中央党校の始業式についても、10日になってから始業式の日付けを明記しない形で壇上でのスピーチが発表された。
 中国では、日時をはっきりさせない記事も珍しくないが、要人の動向を10日も経過してから日付なしで記事化することは異例だ。

  過去に要人が姿を消した際には、国外ではさまざまなメディアが推測を発表したが、中国国内では国内の報道に触れることが困難だった。
 現在はインターネットなどで、国外報道に接することも比較的容易で、自らの見方や意見を表明することもできる。

  中国当局は特定サイトへのアクセス遮断や書き込みの削除などで、
 「“都合の悪い”情報の遮断」
に懸命だが、過去と比べて現在は、情報の統制がかなり難しい状態だ。



 入院して「ガンの摘出手術」を受けていたという説。


サーチナニュース  2012/09/13(木) 16:19
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0913&f=politics_0913_018.shtml

習近平副主席、肝臓がんを摘出か=中国・次期指導者

 中国人権民主化運動情報センター(本部・香港)は13日、中国の習近平国家副主席が今週、肝臓の小さな癌(がん)の摘出手術を受けたと伝えた。

  同情報によると、癌は9月初めに北京市内の301医院(病院)で受けた健康診断で見つかった。
 手術はすでに終了し、来週(9月16日-)には公の場に姿を見せるという。

  習副主席は1日を最後に、動向が不明になった。
 5日のクリントン米国務長官の会見は、直前になり取りやめた。
 そのため「水泳中に背中を負傷」、「軽度の心臓病」、「不審な交通事故に遭遇」、「暗殺未遂だった」との諸説が出た。

  中国政府は、習副主席の状況について、一切発表していない。



 暗殺未遂説の出何処はこれ。


大紀元  (12/09/10 17:56)
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/09/html/d26268.html

習近平、賀国強に「暗殺未遂説」 周永康が関与の噂も

【大紀元日本9月10日】
 米国本部の中国語サイト・博訊ネットは8日、習近平・国家副主席と賀国強・中国共産党中央紀律検査委員会主任の両氏が、相次いで不審な交通事故に遭ったと報じた。
 これにより習氏は一時意識不明の重傷を負い、賀氏は重体とも伝えられている。

 博訊によると4日夜、2台のジープが習氏を乗せた車両を追尾し、故意に衝突。
 後部シートに座っていた習氏はすぐさま中国解放軍総医院の301医院に搬送された。
 一時、意識不明に陥ったが、現在、意識は回復しているという。

 その約1時間後、賀氏も不審な交通事故に遭った。
 同氏を乗せた車は大型トラックに追突され横転。
 賀氏も、習氏と同じ病院に搬送されたが、重体と伝えられている。

 博訊ネットは消息筋の話として、中央指導部はすでに事件に関する情報を入手していると伝えた。
 それは薄煕来氏を支持する軍隊と警察関係の勢力が、胡錦濤主席、温家宝首相、習副主席、賀紀律検査委員会主任らの薄氏に対する処罰に不満を持ったため秘密裏に暗殺計画を実行したという衝撃的な内容だ。

 前出の4人の中で、胡主席と温首相の警備に比べて習氏と賀氏の警備はわりと緩やかであり、この2人が暗殺のターゲットに定められたのではないかと同サイトは伝えている。
 現在、事件に関わった2人の軍人が拘束され取り調べを受けているという。

 また指導部の中には、政治局常務委員の周永康氏が事件に関わりがあるとして、彼に説明を求めるべきと主張する者もいる。
 周氏は7日に大連で開催され、出席を予定していた「全国公安庁局長座談会」に出席せず、文章だけが読み上げられた。

 現在、この「習・賀暗殺計画」に関連する情報は厳密に封鎖されている。
 両氏が入院しているとされる病院は厳重警戒が敷かれており、多くの患者は他の病院に移動している。
 また、新しい患者の受け入れも行っていない。
 それに伴い
 「中央の他の指導者への警備も一段と厳しくなった」
と同サイトは伝えている。

 あまりにも衝撃的なこの記事は、サイトからまもなくして閲覧できなくなった。
 その理由は不明だ。
 しかし、この情報は米国などに本部を置く他の中国語系メディアの間で大々的に伝えられている。

 米政府系メディア・ボイスオブアメリカは、姿を見せていない習氏について、「水泳中に負傷した」「クリントン氏を戒めるために会談を直前でキャンセルした」「国民教育課程の導入が発端に起きた香港市民のデモ処理に当たっていた」などの諸説を紹介していた。

 指導者らの動向が政局を分析する手がかりとなる中国で、聞き耳をそばだたせるような憶測や噂話がインターネットで飛び交うことは珍しくない。
 「真相が隠されているから、憶測が飛び交っている。早く真実を伝えてほしい」
という市民の声が高まっている。

(翻訳編集・呈工/高遠)




NHKニュース 9月15日 21時2分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120915/k10015049721000.html

習近平副主席 2週間ぶり公の場に



今月に入り、健康状態などを巡ってさまざまな臆測を呼んでいた中国の習近平国家副主席が、15日、2週間ぶりに公の場に姿を現したと伝えられ、この秋にも予想される最高指導者就任を控え、臆測を打ち消したい思惑があるものとみられます。

 習近平副主席は、この秋に予定されている共産党大会で、中国の次の最高指導者の「党総書記」に就任することが確実視されています。
 ところが、今月1日にみずからが校長を務める党の幹部を養成する「中央党校」で講演したあと、外国の要人との会談を相次いでキャンセルし、具体的な動静も途絶えたため、外交筋の間では習副主席の健康不安説が流れるなど、ささまざまな臆測を呼んでいました。
 こうしたなか、国営の新華社通信は15日になって、習副主席が15日午前、北京にある中国農業大学を訪れ、食の安全などを呼びかける行事に参加したと伝えました。
 さらに中国中央テレビは、日本時間の15日午後8時のメインニュースの中で、習副主席がしっかりとした足取りで会場内を視察し、時折、笑顔を浮かべたり、行事に参加した子どもたちと握手したりする映像を放送しており、健在ぶりを示すねらいがあるとみられます。
 ただその一方で、これまで姿を現さなかった理由や現在の健康状態については触れていません。
 習副主席の具体的な動静が伝えられたのは2週間ぶりで、次の最高指導者就任を控え、臆測を打ち消したい思惑があるものとみられます。




レコードチャイナ 配信日時:2012年9月18日 9時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64734&type=0

左手が動かない?!
ニュース映像で分析する習近平負傷説
―米華字メディア

 2012年9月、米華字メディア・世界日報は、習近平(シー・ジンピン)国家副主席のニュース映像を分析、左手が動かせない状態だと指摘している。

 中国共産党の次期最高指導者である習副主席だが、今月1日から2週間にわたり公の場から姿を消して注目された。
 水泳中に背中を負傷、サッカーで負傷、心臓病、痛風、肝臓ガン、暗殺未遂、政治闘争などさまざまな噂が飛び交ったが、
 果たして何が原因だったのか、答えはまだ出ていない。

 15日、ついに習副主席は姿を見せた。中国農業大学を訪ね、科学普及デーのイベントに参加し、不安説を払拭している。
 だがニュース映像を分析すると奇妙な点がある。
 習副主席は右手ばかりを使って左手を動かさなかった。
 背中の負傷により手が上げられないという説に合致しているように見受けられる。


 原因は
①.外傷説:水泳、サッカーなど
②.病気説:心臓病、痛風、肝臓ガンなど
③.暗殺未遂説
など、いろいろあるようだが手が動かないということは、外傷か暗殺未遂か。



 「ここに日本政府に丁重に警告する」



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