2012年9月18日火曜日

日中の武力衝突は不可避:中国大規模騒乱に発展する可能性すこぶる大

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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月18日 5時37分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64725&type=0

<尖閣問題>
 日中の小規模な武力衝突は不可避
 だが
、米国は大規模な衝突は望んでいない―香港メディア

 2012年9月15日、香港・中央評論通訊社は尖閣問題が
 日中の小規模な軍事衝突に発展することは避けられない
との見通しを示した。環球網が伝えた。

 尖閣問題の緊張は高まるばかりだ。
 日本政府による魚釣島など3島の買収を受け、中国の巡視船が尖閣近海に向かうなどの動きを見せた。
 大規模な軍事衝突となる可能性は小さいが、このままでは小規模な衝突は避けられないだろう。

 注意すべきは米国の動きだ。
 12日、米軍のF-22戦闘機2機が山口県の岩国基地に着陸した。
 油圧系統に不具合が生じた可能性があるため予防着陸したと説明されているが、中央評論通訊社は中国に対する警告であり、日本への支持だと分析した。
 ただし米国も大規模な衝突は望んでおらず、現時点では警告や支持表明の動きにとどまっているという。




2012/09/18 05:30 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201209/CN2012091801000968.html

中国、50都市でデモ呼び掛け 柳条湖事件から81年

 【北京共同】日本政府による沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に抗議する中国の反日デモは、満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件から81年の18日、北京や上海など全国50以上の都市で呼び掛けが行われている。

 中国政府は反日デモを容認する姿勢を示し、
 中央テレビなど中国メディアは日本批判の報道を繰り返している
 各地でデモが大規模化する可能性があり、北京の日本大使館などは邦人に注意を喚起している。

 中国の報道によると、浙江省や福建省などの漁船計千隻が尖閣付近の海域に向かっている。
 国有化への対抗措置の可能性があり、日本領海に侵入する恐れもある。


 小規模衝突があっという間に大規模にというのはどこにでもあること。
 物事は思惑道理にはゆかない。
 鳥の羽音に驚いて平氏の大部隊が遁走したという例は過去にいくらでもある。
 一発の銃声が戦争の引き金になることもありえる。
 ネット社会では情報が伝わりやすい。
 海域でのいざこざが映像と共に伝わると国内に騒乱をもたらす。
 右往左往する漁船同士のぶつかり合いで沈没したりすると、それが日本の巡視船に沈められたといったニュースに摩り替わる。
 気象条件が悪いと疑心暗鬼になり、何が起こるかわからない。
 まず、大規模衝突のきっかけが作られる程度のことは考えていたほうがいい。
 「考えられることは、起こること」、だと思って対策をしておくべきだと思える。
 常に最悪というのは発生する。

 今の中国政府には民衆をコントロールできる力はない。
 リーダーが小粒になり物欲にかられてしまっている。
 できることといえばガス抜きをして、矛先が当局に向かわないようにするだけ。
 局面をどう処理していいかという見通しがもてる指導者がいない。
 共産党はいまや迷走している。
 独裁が独裁権力を行使できなくなったときは危険だ。
 海域での小さな軍事衝突が、国内を沸騰させることになる。
 これが一番危険。
 国内の暴走につられて解放軍が共産党の支配を離れることもありうる。
 解放軍が勝手きままに動き始めるとさらに危険が増す。
 
 問題なのは「日中対立」ではない
 そのことによってもたらされる「中国の混沌」である。
 日本は理性で対応できる。
 中国の国内はすでにさまざまな社会不安で温まっている。
 よって、ちょっと火を加えると、ブツブツを煮えたぎってしまう。
 そんな危うさを抱えている。
 この対立は、日本では少々経済に影響するだけだが、中国では政体に直接ひびく。
 いまのところ日本は物理的には何もしていない。
 中国が一人で勝手に盛り上がっている。
 勝手に盛り上がれるような状態にあるというのが危険な状態だということである。
 そして勝手に静まればいいが、勝手に沸騰してしまうこともある。
 
 最も注視すべきは、日中対決ではなく、暴動化である。

 中国という国家は国際的な常識、理性、判断では見積もれない部分がある。
 国際的とは別の、いわば中華的という基準で動いているところがる。
 なにしろ見えにくい国家である。
 よって、何があっても不思議ではない。
 そして周辺国は何があってもいいように、というより最悪の状態になったときを基準にしてシナリオを作っておいたほうがいい。

 いま、中国は危険な海域にあえて民間漁船団を派遣しようとしている。
 小規模でもトラブルが発生する可能性は8割以上はあるだろう。
 そこでもめれば、中国国内に飛び火する。
 一のものが百になって伝わる。
 百のものが万の騒動になって中国全土に広がる。
 言い換えると、バタフライ効果が発生する。
 当局は押さえ込める力を失っている。
 モテる財宝をもって、逃げ出すかもしれない。
 何しろ、先がわからない社会、それが中国である。

 小規模衝突は常に大規模騒乱のきっかけをつくる
  「ジャスミン革命」ならぬ「フィッシング革命」もおこりうる、ということを肝に命じておいたほうがいい。
 民間漁船団の海域侵犯は日中対立より、中国騒動を引き起こすほうがはるかに確率が高い
ということである。

 


 「ここに日本政府に丁重に警告する」



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